京都中部地域 亀岡市、南丹市、船井郡 佐伯燈籠祭
佐伯灯籠祭は、京都府亀岡市の旧佐伯郷にある稗田野神社、御霊神社、河阿神社、若宮神社の4社が合同で行う由緒ある夏祭り。1229年朝廷より賜った5基の神灯籠と神輿が地域を巡行し、19時ごろに稗田野神社へと集まる。その後、祭事が執り行われ、21時からは祭りのクライマックスを迎える。「灯籠追い」では神灯籠と神輿が神社の境内を駆け抜けるように追いかけ合い、「太鼓掛け」では神輿が大太鼓に勢いよくぶつかるという勇壮な場面が展開される。五個の神燈籠と一基の台燈籠により奉納される串人形(京人形小型)の人形浄瑠璃による歌舞伎のによる人形浄瑠璃の伝統芸能を堪能できる。2009年には佐伯灯籠が演劇を行い徳川中期以降、丹波の大祭として全国に知られ、国の重要無形民俗文化財に指定され、その歴史と文化的価値が広く認められている。