神事

湖東地域

おはな踊り

おはな祭りは、滋賀県犬上郡甲良町北落の日吉神社境内で行われる雨乞いを祈願するお祭り。毎年8月21日に行われ踊られるテンポがよく雄壮で華麗な踊りです。踊りの起源はわかりませんが、村人の水への願望と、竜神との約束を違えたために命を絶たれたおはなという美女の悲運物語が、雨乞祈願の踊りとなったといわれています。胸に太鼓、背中にホロをつけた若者が舞い、その周りを浴衣を着た子供と白襦袢を着た大人が踊るもので、慈雨をもたらされた村人の喜びを表しています。場広(ばひろ)、道草など5種類の踊りが一連となり起結します。
大津地域

建部大社 船幸祭

建部大社 船幸祭は、滋賀県大津市にある建部大社で行われる、日本武尊が船団を従え、海路をたどられた故事に基づき執り行われる夏祭り。瀬田川を海路に見立て船渡御が再現されます。大神輿を載せた御座船を先頭に、船団は約4キロ下流の御旅所 がある、黒津浜(供御の瀬)へと向かいます。 到着後、古式の則って別宮の毛知比神社・新宮の新茂智神社から神饌が献じられます。 ライトアップされた光が川面に映り、幻想的な夕暮れのなか御旅所祭が厳粛に執り行われます。 午後7時再び船団は帰路瀬田浜へと向かい、唐橋に近付くころ夜空に花火が打ち上げられます。 大神輿の動きに合わせ打ち上げられる花火がみどころです。
大津地域

みたらし祭

みたらし祭は、滋賀県大津市に在る、日吉大社の摂社 唐崎神社で行われる夏の身体健康を祈願するお祭り。唐崎神社は古来より祓の霊場として名高く、平安朝「七瀬の祓」の一所です。厄除や病気平癒(特に女性の下の病)に霊験がある神社で、トイレのお守「ちの輪守」で有名です。28日は手筒花火の奉納(28日午後8時)などさまざまな神事・行事が催され、境内は地元をはじめ各地域から多くの提灯の奉納があり、境内を明るく照らします。7月22日~7月28日の期間は、ご祈祷・授与品頒布・ちの輪くぐり・人形祓を随時受付を行われています、
東近江地域

火ふり祭

火ふり祭は、滋賀県蒲生郡日野町のお旅所である上野田の通称“ひばり野”で行われる祭。上野田の氏神、五社(ごしゃ)神社で松明に火がつけられその年の日野祭のお稚児さん3人を中心に松明の行列がひばり野へ向かいます。ひばり野へ到着後、太鼓の合図とともに百数十本の松明が松の木に投げ上げられる。松の木に松明が多くたまればその年は豊作といわれる、勇壮なお祭です。お盆の時期に行われるこのお祭りは日野町各地で行われている盆行事の精霊火が転化したものとと考えられています。
湖東地域

多賀大社 万灯祭

多賀大社 万灯祭は、滋賀県犬上郡多賀町にある多が大社で行われる万灯祭。私共の祖先の御霊をお護りくださる女神様に感謝を捧げるお祭り。伊邪那岐(いざなぎ) 伊邪那美(いざなみ)の大神様は、数々の尊いご神蹟をあらわされたのち、女神さまは黄泉の国(死後の世界)の大神となられました。8月3日の薄暮、杉坂山(ご祭神降臨の地)で御神火祭が行われ、浄火が古式により切り出されます。麓の調宮(ととのみや)神社を経てご本社に運ばれると、1万灯を超える提灯に明かりが灯されます。これらの献灯が十数段に組まれ、高いポールに掲げられるさまはまことに見事。湖国の夏の風物詩としても有名です。
滋賀県の祭り

しがらき火まつり

しがらき火まつりは、滋賀県甲賀市信楽町で行われる愛宕山陶器神社の神事。やきものづくりに欠かせない火・産業や生活、文化に欠かせない火への感謝と火に関わる安全を願って、江戸時代以前からつづいています。新宮神社から愛宕山山頂、終点となる信楽地域市民センター駐車場まで、約2.5キロ、700本ほどの松明が幻想的に連なります。終点では、奉納を終えた松明と、紫香楽太鼓の奉納演奏、花火奉納が行われ、信楽の夜を美しく魅せてくれます。
北摂・豊能エリア

がんがら火祭り

がんがら火祭りは、大阪府池田市で毎年8月24日に開催されている火祭りである。火難厄除けと家内安全を願って行われる火祭りで主に城山町と建石町の町会によって運営され城山町の町会では、夜に、五月山の中腹にある愛宕神社から神火をもらい、山の西側の山腹にある神社鳥居下に「大一」の火文字をつけられた後、神火が山の麓で大松明に移され、若者らが大松明を担ぎ、八丁鉦を打ち鳴らしながら、市内のおよそ 3 キロメートルの道のりを練り歩く。建石町の町会では、山の東側の山腹にある大明ヶ原に、「大」の火文字を愛宕神社の神火で灯す。同町にある星の宮に集まった子どもらが青竹の松明を持って山の麓まで歩き、代表の者が山を登り、火文字の神火をもらった後、麓にいる子どもらの松明に神火を移し、星の宮まで戻ってくる。大松明は、高さおよそ 4 メートル、重さおよそ 100 キログラムのもので、2本1組で繰り出される。がんがら火祭りの由来は、打ち鳴らされる八丁鉦の音。
大阪市内 南部エリア

住吉大社 夏祭り

住吉祭は、大阪府大阪市住吉区の住吉大社で行われる例大祭を中心とした祭礼(夏越祓神事、神輿渡御祭、荒和大祓神事)。愛染まつり、天神祭と共に大阪三大夏祭りの一つ。大阪三大祭りの最後を飾る祭りで、大阪中をお祓いする清めの意義があり、古来より“おはらい”とも呼ばれている。7月海の日に「神輿洗神事」、7月30日に「宵宮祭」、翌日「夏越祓神事・例大祭」、そして8月1日にはいよいよ、住吉大神の御神霊(おみたま)をお遷した神輿が行列を仕立て、堺の宿院頓宮までお渡りする「神輿渡御」が行われます。
大阪市内 天王寺・あべの

阿倍王子神社 (夏季氏子大祭)

阿倍王子神社は、大阪府大阪市阿倍野区にある神社で鉦(かね)や太鼓を鳴らして病魔を追い祓い、無病息災を祈願する夏の大祭。阿倍王子神社は、かつては阿倍王子といい熊野神社の分霊社である九十九王子の一つであった。夏祭には、渡御行列があり、かっては神職が馬に乗り、行列は徒歩で一日かけて、阿倍野区内を回っていたのですが自動車が多くなって交通事情の悪化により、現在ではみこし・枕太鼓・だんじりばやしの貨物車など9台が、阿倍野区内をおはらいしながら回るパレードとなりました。
大阪市内 天満橋

天神祭

天神祭は、大阪府大阪市北区の大阪天満宮で行われる夏大祭神事、祭神菅原道真の命日にちなんだ縁日夏祭り。特に大阪天満宮で行われる天神祭が有名であるが、日本各地の天満宮(天神社)で催される祭りを天神祭と言う。日本三大祭また、大阪三大夏祭りの一つ。期間は6月下旬吉日 から7月25日の約1か月間に亘り諸行事が行われ、特に、25日の本宮の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御が行われ、奉納花火があがる。大川に映る篝火や提灯灯り、花火などの華麗な姿より火と水の祭典とも呼ばれている。他に鉾流神事、陸渡御などの神事が行われる。
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